Introduction to the Hawaiian Language

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相変わらず腰痛がひどく雪道を恐る恐る歩いていました。ふと顔を上げると神社の境内の梅に蕾が。まだ固く、しかし、しっかり赤く色づいていました。直前まで雪に毒づいていましたのに、まだ雪の降るなかでこの蕾を観れていたら、美しかったろうと。

ジャッドのハワイ語関係の本について続けます。約5000語の英語ーハワイ語の語彙・対訳を納めた「Introduction to the Hawaiian Language」が刊行されたのは1945年のことでした。回想録によればストロークス、プクイさんとの共同作業が始まったのが1939年で完了したのが第二次世界大戦直前。

居住者、訪問者双方に歓迎された仕事で、特に軍隊から好評だったとのこと。(彼の回想録210ページから)

軍隊というよりここは兵士と表現したほうが良いのでしょうか。

それ以上の説明が無いので、何故、軍がハワイ語の辞書を必要としたのか、いろいろと捻くれた理由を考えてみたのですが、思い浮かびません。素直に、本土からハワイを訪れた兵隊たちがハワイの音楽などに魅了され文化に興味を持ったのでしょう。

回想録によれば1949年までに13,000部が売れたそうです。

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手元にあるのは1971年の版ですがこの時すでに14刷も重ねています。

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以前触れた The Voices of EDENという書で、本書も幾つかの弱点が指摘されており、ポケットサイズのこの辞書では、「英語の使い手が役に経つハワイ語を容易に身につけるため」とうたっている前書きには相応しくないとしながらも、ハワイ文化、ハワイ語に興味有る人には役に立つアドバイスが有ると一定の評価をしているようです。(読み間違えていなければ)

The Voices of EDENではハワイ語教育に第二次世界大戦が与えた影響に触れていますので、ちょっと引用させて下さい。この戦争では様々な言語を効率的に身につけるための必要から言語教育が大きく進歩します。

のちにプクイさんと本格的な辞書を編纂することになるエルバートがそういったテクニックを採用してハワイ語のテキストを作成し、ようやくハワイ語がプロフェッショナルな教育メソッドを得たのだと。

5件のコメント

  1. おお、ご無沙汰しております。懐かしいです。
    うふふ。先日、部屋の片隅から誇りをかぶったウクレレが出てきました。数多い三日坊主のなかの一つですが、また入門書をひっぱりだそうかと。
    サロンのブログ、拝見しました。そーなんですよ。五十過ぎてから人ごとのように思っていた肩こり、腰痛、不眠等々に襲われてひいひい言っています。
    こうなると旅行とかにもいけず、困ったもんです。参考にさせて頂きます。
    また、なにかの機会にお会いしましょう。

    1. どうもごぶさたです
      腰のほう大丈夫ですか?
      家内が「腰痛センター」に弟子入りして
      始めたサロンですから腰痛にはよく効くようですよ。
      ご招待しますので
      良ければ一度お茶飲みがてらいらっしゃってくださいな。
      お待ちしております。

        1. どうぞどうぞ
          おきがねなくお試しください
          お待ちしております
          では

  2. 管理人さん
    御無沙汰してます
    Mickeyです
    覚えていただいてますでしょうか?
    個人的には最近めっきりハワイとも縁が遠くなっていて
    こちらに訪問する回数も少なくなっていたのですが
    たまたまお見かけしたところあるキーワードにひっかかり
    コメントを入れる気になりました
    さてなんでしょう
    ヒントはうえのウェブサイトです(笑)
    (実はこれは最近家内が始めたサロンのページなんです)
    いずれにせよ、たまにはご連絡いただけるとうれしいです
    よろしくお願いします

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