今日、NHKで「真珠湾への道 1931-1941」 を観ました。以前放映された時は一部しか観ていなかったので、今回は最初から見てみました。
番組中、戦時中に羅府新報の英字版を編集していた人物が当時のファーストレディ、エレノア・ルーズベルトに英字面と邦字面での論調がまったく異なることの説明を求められたとの証言を行っています。番組では、この二面性が日系人への不信感をあおったとしています。
しかし、それにも関わらす、そう、それにも関わらず、エレノア・ルーズベルトは戦時中の日系人の状況に同情の念を寄せていたことが知られています。当時、新聞に寄せていたコラムにその心情を隠そうとしなかったといいます。
番組中の一方の主人公、映像作家の日系五世ジェームズ・タカタさんの祖父がヒラ・リバー収容所に送られますが、そのヒラ・リバー収容所を訪れた時のエレノア・ルーズベルトの写真が有名です。
自分の夫が進めた日系人収容、時の情勢にもかかわらず日系人への同情を隠さなかったエレノア・ルーズベルト。他にも理由が有りますが、僕がエレノアさんを尊敬する理由の一つがここに有ります。