京都 平等院

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週末、祖母の法要、納骨のため、京都のほうに行ってきました。祖母は長く京都に住み、僕も小学生の頃はいろいろなところに連れて行ってもらいました。あいにくの僕のぼんやりとした頭では霞がかかってしまいましたが、それでも時代祭り、五山(あ、字が違っている?)の送り火、葵祭りなど祖母の姿と一緒に思い出す京都の光景が。

いつの頃か、清水寺周辺に芸能人のお店が増えた頃を最後に行く機会が減ってしまいましたが、これは浅海の出不精と歴史などへの無関心が主な理由。祖母が元気な内にもっと遊びに行けばよかったと今は後悔しています。

祖母が亡くなったのはもう何年も前ですが、今回、叔父が素晴らしい墓所を宇治に用意し、今回の納骨式に参加させて頂きました。台風一過の天候で、日差しが強くなることもなく、大変心落ち着く素晴らしい式に参加させて頂けました。その後、(五月のハワイでの父の納骨のときも、合せて観光するのは人間としてどうなの、という気持ちも少しあったのですが)少しだけ周りを探訪させてもらいました。

ここ数年、京都関係の本を読むことが多いのですが、まったく土地勘もなく、歴史の諸事項も頭に入らず・・・。無計画な僕は結局宇治駅近くの平等院に.

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いや、自分でも意外だったのですが、はまってしまいました。鳳翔館に展示されているのとあわせ52対の雲中供養菩薩像、見ていて飽きません。不思議なことに世の憂さを忘れそうになります。いや、ほんと。鳳翔館のショップでは52の図柄を利用したトランプが売られていましたが、買えばよかった。

最初は急ぎ足で鳳凰堂の正面を通り過ぎたのですが、鳳凰堂内見学の際の説明によると、本尊の阿弥陀如来様のお顔が正面の桟に開けられた枠の空間から拝むことができること、また、額の白毫の部分は修復によって水晶が埋め込まれており、鳳凰堂から拝観すると光を受けて白く輝いて観えることを教えられました。いや、確かに鳳凰堂から外に出て見上げると白く輝いているのです。

また、池の正面からもう一度阿弥陀様を見ると。本当だ。お顔を拝見することができるのです。先ほどは鳳凰堂の姿ばかりに心が行っていて気がつきませんでした。不思議ですね。自然と「ありがたい」という気持ちが湧き上がってくるんですから。

DSC00371この後はなんだが気持ちが落ち着いて・・・。
DSC00381これは宇治神社、宇治上神社への橋手前で見た虹・・・。ここでも思わず「ありがたいありがたい」と。

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