雑誌 Liberty 1939年9月2日号

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ある古い雑誌の興味深い記事を入手しました。雑誌の名前はLiberty、今も続く歴史ある雑誌のようです。

liberty 1939?

内容は少しばかり右翼系の、しかし大衆的な読者向けの雑誌のように見受けられます。1939年の第二次世界大戦を前にした本雑誌には、きな臭いヨーロッパ、戦乱のアジアを背景にスパイやらなにやらの記事が並んでいます。

そのなかに、HAWAII STRIKES BACKという記事がありました。この雑誌に海軍提督イェーツ・スターリングからの投稿、「ハワイを信用できるか?」という記事が掲載されており、スターリングはそこで「いや、信用ならない」と結論づけていたようです。ここに紹介する記事はそれに対する二人の反論を掲載するもので、二人とはハワイ準州選出の代議員であるサミュエル・ワイルダー・キング(後に彼も準州知事となる。任期は1953-1957)と、前準州知事、ローレンス・M・ジャッドです。

くしくも海軍提督イェーツ・スターリングとローレンス・ジャッドはあの悪名高いタリア・マッシー事件で対立する立場にありました。

アメリカPBSはこのタリア・マッシー事件に関するドキュメンタリーを製作、放映していますが、その専用サイトのなかで彼を以下のように紹介しています。

「ハワイの軍事的価値を認識し、いつか日本人がアメリカを攻撃するだろうと彼は確信していた。同時に彼は終生、白人でない人を決して信用しなかった」

ローレンス・M・ジャッドの反論の詳細は別の機会に譲りますが、取り急ぎ、書き出しだけ・・

「前準州知事の任にあった者として申し上げますが、こう、答えましょう。イエス、スターリング提督、ハワイは信用できます。・・・・」

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