日系活字メディア

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今日、asahi.comをぼやーっと散策していたら「日系活字メディア、止まらぬ部数減」という記事が。おそらく日曜日の読書面に掲載されていたのでしょうね。確か署名されている宮代栄一さんは連載記事「変わる日系文化」の担当者の一人だったと記憶しています。

日系活字メディア、止まらぬ部数減

新聞の購読者減は日系社会に限らず、インターネットが普及した社会共通のことと思っていました。なにしろ、前に書いたとおり僕は新聞を買っていません。実家に居るときは朝日を読めますが、普段はインターネットで済ましてしまいます。(だからこの記事も読み損なっていたんですね)

確かにハワイに駐在する人などはインターネットで日本の記事を読むでしょうし、観光客も雑誌、フリーペーパー、インターネットでより情報を得られる現代では、特に移民の母国語での活字メディアが生き残るのは難しいかもしれませんね。

偶然ですが、この記事にコメントを寄せている白水繁彦教授は、ついこの間触れた「米国初期の日本語新聞」の編者の一人であり、論文「ハワイ日系新聞人の適応のストラテジー」の著者なんですね。先の書き込みでは著者名を挙げず、失礼なことをしてしまいました。

白水教授が書かれているとおり、たとえ日本語ではなくなっても日系社会の意見を代表するメディアはなんらかの形で生き残って欲しく思います。

余談です。1966年にハワイを初めて訪れたとき、強烈な印象が残っているのですが、日本語新聞が旧かな使いで古い漢字、擦り切れたような活字を使っていて仰天したことを記憶しています。(僕のことですから、勘違い、記憶違いがあるかもしれませんが、記事の内容は新しいのに文章が古めかしいので不思議に思ったのは確かです)

もうひとつ余談を。今回ご紹介した記事に登場するポール円福社長、まだ現役で頑張っていらっしゃるのですね。「引き裂かれた家族」に円福一家のお話も有りますので、興味ある方は是非、読んでみてください。

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