ミレイの絵画の危うさ(続き)

Pocket

前回の書き込みを終えたあと、考えてみたのですが、「はて、本当に不快に思うようなことだったかな」なんて。ジョン・グールドという人物にヒントを得て描いた絵であるにしろ、ミレイの感性では友人の顔のほうが自分のイメージに合うと思うのであれば、それを選択するのは画家の自由だし。

ミレイがこの絵をジョン・グールドを描いたものと言っているのであれば確かに問題なのですが・・・。

僕が友人の顔を鳥類学者として描いたミレイの行動を不快に思ったのは、おそらく「ジョン・グールド鳥人伝説」の著者の文に影響されているのでしょう。また、同時にそれとは別に大きな嘘をつくのであれば小さな真実(リアル)を積み重ねる必要があるのだな・・・。などとちょっと醒めた見方をするようになったのもこの頃からで。

いずれにしても、この絵に関する記述を再確認してからもう一度考えさせてください。中途半端な取り上げ方をしてすみませんでした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です