当サイトへの検索キーワードを調べてみると今は「ドット・コム・ラヴァーズ」がダントツの一位なんです。ありがたいことです。でも、ただでさえまとまりのない文章の上にハワイへの興味からの視点で書いているので、わけが判らないと思う方もいたでしょうね。申し訳ありません。
もう一つ気にしていたのは最初に「ドット・コム・ラヴァーズ」について触れた書き込み、そう、ニューヨーク編まで読んでの感想で、テレビの「セックス・アンド・ザ・シティ」になぞらえているんですが、吉原真理さんのブログの8月22日の書き込みによれば
ちなみに、『ドット・コム・ラヴァーズ』のことを、「在米日本人版『セックス・アンド・ザ・シティ』だ」と形容する人がけっこういます。
とのこと、失礼だったかと気にしていたので、ちょっとだけ安心しました。(でも、先の書き込みで定冠詞の「ザ」を忘れ、『セックス・アンド・シティ』と僕は書いてしまい、恥ずかしい恥ずかしい。いい加減というか、英語力がもろばれというか)
一つ前の書き込みで取り上げた『境界の民族誌―多民族社会ハワイにおけるジャパニーズのエスニシティ』で面白いと思ったのはこの著者の森仁志さん、東京大学大学院の矢口祐人さんのゼミにいらしたんですね。別で触れたとおり、『ドット・コム・ラヴァーズ』を吉原さんに書くことを勧められたのも矢口祐人さんでした。
吉原さんの場合は主たる目的とは異なるかもしれませんが、森さんも大変新鮮な、主観的な思いも盛り込んだみずみずしい「フィールドワーク」でもってハワイの社会を描きだそうとされています。ここになにか共通点を見出そうとすることが可能なような気がするんです。ほんの数ヶ月の違いでこの二冊が出版されたこと、偶然にしても読者には嬉しいことでした。