無理くりハワイにリンクさせているかも

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石川 九楊さんの本は尾を引くんですよ。本というか、文章というか、語り口というか。

書道の入門書も筆の「触」を伝えんとするものですし、実際に筆もって無くてもページを繰りたくなる。もちろん、自分の触れているものは一端でしかないのだけど。ユリイカの「白川静」さん特集は期待どおり石川 九楊さんが対談で登場。判らない箇所はもちろんすっとばしだけど。石川 九楊さんの観点に引き寄せていてそれが読んでいて快感なのが不思議。それ以外の記事も含めこの一冊、どんどん読める。自分でもちょっと意外。白川静さんはもちろん、すごいけど、その本を編集し出版してきた平凡社さんってやっぱりすごい出版社。

(話は変わるけど、石川 九楊さんにとってSFってどういうものを読んでいるんだろ。もう、ほんとボロクソに言われている。ガラクタおもちゃの詰め合わせみたいな。文学と認めていない。あ、どうでもいいかな)

白川静さんの生誕100周年で易しい解説本が出て嬉しい。だって、やっぱり難しいもん。でも、石川 九楊さんと白川静さんのおかげで漢字、文字というものが面白く思えてきた。ハワイで書き言葉が残っていない理由をとっくりと考えてみたい。(というか、もうすでに解答は出ていて読んだ本にも書いてあるのだろうけど、僕の頭に残っていないのです)。ペトログリフの本を注文した理由はそれ。ただ、今現在まだ発送されていない。(在庫切れがあるとのこと)

「香と茶の湯 (裏千家学園公開講座)」は香原料の成り立ちとその歴史を易しく語りおとしてくれる好著。「香合せとかにこり始めたら大変ですよ」という言葉の意味が判る。結局、希少資源なんですもの。いやあ、サラリーマンが手を出す世界ではない。ハワイの白檀はもう取り尽くされ、かろうじて残っている状態と聞く。インターネットで検索すると、それでも丸木、切り株、チップ状のものが販売されている気配。なにか、うさんくさく、闇の気配。また、ハワイ産白檀を原料としているとうたう石けんなどの加工品もあるようだけど。ほんとか。(実際の生産料以上にコナ・コーヒーが売られているのと同じ?)これもいつかとっくりと追求してみたい。あ、ほんと白檀の香り、好きっす。香木、香材料のなかでは比較的安価なのが、ありがたい。(もちろん、どこ産か、で大きく値が異なるのだろうな)

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