先の書き込みで触れた本、少し読み込みましたので、それぞれ触れさせてください。
知らないハワイがいっぱい
「ハワイ＠ランダム」の今岡千草さんの著作の二冊目です。ボリュームも内容もどーんとアップ。最近のちぐささんのメール配信も５００号まであと一息。いまは購読者数どれくらいまで達したのでしょうか。ちぐささんの文章の駄洒落が楽しく、ただ、最近はちょっと過度に思っていましたが、本書では抑え気味でほっとしました。
ちぐささんのショップ紹介はあくまでもご自身の財布を開いての感想なので、雑誌などのタイアップでは？という記事よりもはるかに参考になります。それ以上にうれしいのが本書ではハワイ生活のあれこれを紹介したコラム、記事が充実していること。厚さと値段以上に読者の期待に応えてくれると思いました。
貴方にそっと…ハワイライフここだけの話
ハワイのフリーペーパー、雑誌などでお馴染みのフォガティ不動産社長のエッセイ、個人史です。エッセイ部分は一般的なハワイ本を期待された方にはつらい感じがします。確かに面白いというかとんでもないエピソードがあり、ハワイの不動産購入を考えられている方には参考になると思いますが・・・。文章もちょっと古臭くて、読み通すのがつらい。ただ、なんか昔の邦字新聞にあったような文章で、妙に懐かしい気持ちになります。
むしろ僕が面白いと思ったのはラスト近くの個人史あたりから。またハワイの不動産ビジネスに３５年関わってきた方なので、本土のお金持ちにシフトしてきているハワイの不動産事情に触れた箇所は短くも現状を理解する助けになります。また、最後のほうに友人、ご主人と身近な方を亡くされた著者がハワイ式の葬式に触れた箇所があります。最近、アロハラの掲示板で話題になったテーマでしたので、余計に印象に残りました。なかなか他の書では触れられないテーマですからね。
