東洋宮武が覗いた世界

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BSで放映された「TOYO’S CAMERA:東洋宮武が覗いた世界」を観ました。出不精で公開されたときには行けずじまい。今回の放映はありがたいことでした。

東洋宮武さんが何故これだけの記録を残せたのか、それに、アンセル・アダムスが、何故、マンザナー収容所の写真集を出版したのか。マンザナー収容所の所長が日系人、そしてカメラマンに理解ある人だったからなんですね・・・。知りませんでした。

このドキュメンタリー、収容所がアメリカ人、日系人にとって歴史的、精神的にどのような位置づけにあるのかをうまく纏め上げている作品で、大変感銘を受けました。例えば、働きずめで生きてきた特に一世の女性にとっては食事と寝る場所が安定して供給される収容所生活は、いわば「休暇」だったとか。また、収容所に対する態度から世代間にギャップを生み出したとか・・。

収容所で政府への抵抗運動をした日系人のドキュメンタリーを製作したSteven Okazakiさんがインタビューを受けていましたが、この方の作品に興味を抱いて調べてみました。最近作には原爆をテーマにした「White Light/Black Rain」があるそうです。

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