「オアフ島 海へ山へ 神話と出会いに」JAL機内誌10月号から

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海外旅行に行った同僚から、お土産にJAL機内誌「SKYWARD」10月号を貰いました。機内誌は手軽に海外旅行気分が味わえるので、大歓迎です。持ち帰るには重いし嵩張るので申し訳ないのですが、貰うとなめるように読むのです。とくに今回はオアフ島をフィーチャーした記事があって、嬉しい嬉しい。

しかもその書き手が、尊敬する宮田珠己さん。最近は初期のエッセイほどギャグに走らなくなったのがさびしいけど、見え隠れする真面目な性格とユニークな視点が好きです。僕は宮田さんがハワイのことを書くことはないだろう、と思い込んでいました。宮田さんの眼にはありきたりな観光地としか映らないだろうと。

確かに「これまでさほど関心のなかったハワイに興味を持ったのは」、後藤明さんの著書『南島の神話』で創生神話『クムリポ』に惹かれたからだといいます。そして神話をキーワードに、ハワイの自然と人に出会う旅が始まります。

さて、その後藤明さんの新刊「カメハメハ大王」を購入しました。目次からして分厚い本を想像していましたが、思ったよりもハンディな本でちょっと安心、早めに読了できそうな気がしてきました。

あとがきに面白いことが・・・。ハワイの神社、布哇大神宮では日本古来の神々とならんでジョージ・ワシントン、カメハメハが建国の英雄として祝詞に唱えられていたことがあったのだとか。新米の神社ウォッチャーとしては興味深いことです。読了後に再度、本書に触れましょう。

今日はもう一冊、「アメリカ大陸コメ物語」という本を買いました。第一章がハワイに当てられています。これも読了後に再度、ふれさせてください。

日系移民学習の理論と実践 グローバル教育と多文化教育をつなぐ」という書。欲しいのですが、この値段。今回は手が出ませんでした。うーん。図書館で読むべきかな。

「ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになるホ・オポノポノ 」を手にしましたが、買いませんでした。いつか、「ああ、あの時読んでいれば」と後悔するかもしれません。でも、いまはその時ではないようです。僕のなかで「スピリチュアル」という言葉への警戒感が消えるまでちょっと時間がかかりそうです。(自分でも使う癖にね、どうしてでしょう)

5件のコメント

  1. 国府田敬三郎さんのこと、「コメ物語」の第五章、「4.”プレミアム”カリフォルニア米を作った男」の項で取り上げられていました。この項を読むだけでもうなるばかり、彼は金儲けで始めたコメつくりとはいえ、歴史に背中を押されたり、逆風にあったりしながらも単なる金儲けだけではない努力を払っているんですね。
    彼の人生、まるで北米における日系人人権回復の歴史そのものでもあるようです。

  2. えへへ。
    あの本はもちろん原本は持っていたのですが、書店で翻訳版を見つけたときは仰天しました。もちろん早速買ったのですが、装丁が原著と同じように作られていて書店でみたときにピンときました。
    もともとは新聞連載のためにずいぶんと前に父が取材を受けていたものです。急に本になったので、原著が出たときも驚きました。
    そうです。ロスにまだ親戚がおります。一番親しくしていたロスに住んでいた叔母は今は夫婦でオアフ島に移住。ハワイに留まっていた親戚がいますから数はハワイ組が多くなったかな。叔母はあまり遠出をしないのですが、最近はドンキホーテにある「浦和弁当」というお惣菜屋さんがお気に入りで、そこの慶子さんという女性と親しくしているようです。ハワイに限らず日系人のよく行く店はほんと親しくなると友達感覚になるみたいですね。

  3. そういえば「引き裂かれた家族―第二次世界大戦下のハワイ日系七家族」の本、地元の図書館の日本語コーナーにあったので、昔読んだことがあったのですが、たしかalohalaサイトの書き込みを見て、浅海さんのご家族のことが書かれてあると知って、最近また借りました。親戚の方々がお近くにいそうですね。もしかして地元の日系人&ハワイ関連のイベント、もしくは日系スーパーなどですれちがっているかもしれません。

  4. おお、やはりそうでしたか。私の知人、親戚もハワイからカリフォルニアに移った者が多いのです。(ラスベガスと同様、ハワイの仕事が少ないことも彼らの理由の一つでした)
    国府田さんのこと、きっと書いてあるでしょう。後で確認してみますね。アメリカで寿司が一般的になったのもカリフォルニア米のおかげだと思うのです。
    よかった。「スピリチュアル」に同じように感じている方がいてうれしいです。ハワイに語るにふさわしい「何か」があることは確かだと思うのですが、そう、「癒し」とかそういうくくりで語られると・・・、どうも敬遠してしまうんです。

    alohalaサイトは書き込みを思ったほどは頂けず、いつしかチェックもおろそかになってしまいました。掲示板、フォーラムという性格上、継続が難しく・・・。なんらかの定期的なコラムみたいなものがあったほうが訪問者は書き込みやすかったかもしれませんが。システム自体は一般的な掲示板並み、いやそれ以上によくできていたと思いたいのですが・・。また、なにか機会がありましたら。別の形で・・・。

  5. こんにちは
    はい。私はCA在住です。趣味その他もろもろの理由で、まわりに日系人&ハワイ出身者が多くいるため、気分だけはいつもハワイです。布哇文庫さんでは日本の良書を多く紹介されているのですが、こちらでは入手が大変&高価なため、日本に行った時用に購入リストの参考にさせていただいています。後藤明さんの新刊、アメリカ大陸コメ物語も購入リスト入り決定です。お米の話題は奥が深そうですね。カリフォルニアには、昔お米で財をなしたライスキングこと、国府田敬三郎さんという方がいて、うちではこのKOUDA FARMのお米をよく買ってます。
    あ、私もスピリチュアル苦手です。どうも古代ハワイに伝わるなんとか、とかフナのなんちゃらとか…癒しブームにのってハワイの伝統が安く切り売りされてる感がいなめません。特にハワイ人ではない、外から来た人が書いた本はちょっと眉唾モノのような気がして警戒してしまいます(もちろん良書もあるとは思うのですが)。
    ちなみにalohalaサイト閉鎖、いろいろ勉強させていただくことが多かったので、閉鎖決定ということで、とても残念です。ハワイ御三家の今後の活動を楽しみにしています。

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