日本文化センター(JCCH)の書籍販売

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ホノルルの日本文化センターで書籍が販売されていることをご存じの方は多いかも知れません。最近の本から、奥には古書店でもなかなか入手が難しいものも並んでいます。今回、ボランティアの方にリストを作って頂きました。欲しい方がいらっしゃいましたら仲介させて頂こうと想います。

最近の本は定価販売になると想いますが、古書は状態によって異なる場合があると想います。ただ、状態についてのここの問い合わせには正式の業務を抱えられているので、難しいと想います。読める程度とご認識ください。

送料、価格はご希望のタイトルをご教示頂ければ連絡を差し上げます。お金の絡むことになりますので、注文以降は直接JCCHとの交渉になるかもしれません。まだ、細かいことを決めておらず、浅海が勝手に進めている箇所もあります。少なくとも金銭面では浅海は介在しないようにします。

基本的に同じタイトルはお一人一冊とさせてください。古書市場、オークションでは高値のつくものもあろうかと想いますが、読みたい方にお売りしたく、転売目的の方はご遠慮ください。(ちょっと前の情報ではそれぞれ複数冊の在庫があるとのことですが、並行して売られていますので、品切れの場合はご容赦ください。また、連絡頂いた順に担当者に展開します。)

注文頂く場合は浅海のメールアドレスご存じの方は浅海あてメールください。もしくは本書き込みにコメントをください。コメント時にメールアドレス登録に問題有る場合は別途ご相談を。

以下にリストを掲載します。JCCHに頂いたリストに備考を付けていますが、誤りがあるかもしれません。リスト記載内容については浅海に責任があります。

No. タイトル 著者/編者 備考
1 サダコの祈り フォージア・ミナラ パキスタンの女性が広島をテーマに制作した絵本とのことhttp://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20080725143829691_ja
2 図説ハワイ日本人史 1885-1924 フランクリン王堂、篠遠和子 特に説明は不要でしょう。
3 般若心経講話 藤花教道 ハワイで浄土宗開経につとめられていた著者がラジオで伝えた講話集。祖父と同様に戦争で米国本土に送られたと聞いています。
4 へちま放談 藤花教道 下記の「へちまの水」ほかの随想を集めたもののはずです
5 へちまの水 藤花教道 ハワイ報知連載の「へちまの水」という随想をまとめたもの。著者は潮音詩社短歌会にも所属されていた
6 配所転々 古屋翠渓 戦時中、ハワイ日系移民であった著者は戦時中米国本土の収容所を「転々」と移動させられた。その体験をつづったもの
7 駆け出し記者五十年 平井隆三 日布時事の記者であった平井さんの体験記
8 ハワイ日本人移民史 ハワイ日本人移民史刊行委員会 かなり大きくボリュームのある一冊です。そうそう、朝日新聞社刊行の図録「100 Aloha」に本書が写っているページがあります。
9 電車日誌を語る 本田緑川 ハワイ報知社などで記者として活躍した著者の随想
10 電車閑人帳 本田緑川 ハワイ報知社などで記者として活躍した著者の随想
11 移民百年の年輪 川添樫風 特に説明は不要でしょう。
12 移民樹の花咲く 川添樫風 本書も同様
13 八十路超えて 古生美雄 マカリー・ジャパニーズ・スクールの校長等を勤めた著者の回想録。相賀渓芳著「鉄柵生活」にも名前が出ています。同様に収容所の経験を持たれているはず。
14 わが半世紀 古生美雄
15 天皇皇后両陛下ハワイ奉迎記念写真集 共同通信社
16 牧野金三郎伝 牧野道枝 もちろん、ハワイ報知の牧野さんの伝記です。余談ですが渡辺プロの渡辺美佐さんと牧野さんとは血縁関係にあります。
17 Dove 官約移民百年記念ハワイ詩歌集刊行委員会(委員長:元山玉萩) 1986年刊行。当時のハワイでの詩歌、短歌結社の活動の様子を知ることができましょう。
18 一日一想 大角ポール ヌアヌにある協会の牧師を務められていたポール大角さんの随想。1967年刊行
19 わが人となりし足跡 大谷松次郎 ハワイに渡ったのち、鮮魚商を営む。ハワイ水産業発展に貢献。山口県沖家室島出身。雑誌「かむろ」復刻版に会員として名前が掲載されているのを確認。旧沖家室小学校にあるピアノは著者が寄贈されたものとのこと。http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou/pdf_21-4/RitsIILCS_21.4pp39-52OGAWA.pdf
20 ハワイ日本語学校教育史 小沢義浄 1972年刊行
21 五十年間のハワイ回顧 相賀渓芳 特に説明は不要でしょう。
22 ひとりごと 谷村十二夜 1961年刊行。谷村十二夜の筆名で、「たわごと随筆」(1956年刊行)という著書があります。
23 波乱重畳八十年の回顧 当山哲夫 以前このブログでも触れた沖縄出身のジャーナリストの回想録。
24 ハワイの声 上原征生(うえはら・ゆくお) 1975年刊行。ハワイ大学で日本語教育に従事されていたと。その他の著書に「叢書日本の童謡」「songs for children sung in japan」「日系文化」
25 ヒロシマとハワイを結ぶ物語 うねざき まさこ なぜ広島からハワイに多くの移民が渡ったのかなど、年少の読者にも判りやすく説明。英文併記で英語の勉強にも。へなちょこシュンさんもブログで紹介。
26 ハワイ報知創刊75周年記念誌 渡辺礼三(編集)
27 虹の橋 日商工70年史 山本常一(編集主任) ホノルル日本人商工会議所の70年史です。本書もかなり重いので送料は覚悟してください。

jcchbooklist

7件のコメント

  1. ハワイ大学で戦争中も日本文学を講じていた 上原征生氏について資料を探しております。
    本サイトの目録に、上原征生氏の著書『ハワイの声』が掲載されていました。ほかに『日系文化』も探しているところです。なかなか図書館でも探せずにおりますが、購入させていただくことができるのでしょうか。おうかがいしたく存じます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

    1. 川路様、コメントをありがとう御座います。「ハワイの声」はこの時に浅海は購入しているはず。帰宅したら確認して見ますね。
      文化センターでまだ販売しているかもしれません。

    2. 『ハワイの声』、ございました。
      浅海、恥ずかしながら不勉強でJCCHでの購入時に値引き交渉をしましたが、著者のサインと落款入りであることを理由にやんわりと断られました(笑)。
      確かに著者のサインがあります。
      このような様子でしたのでJCCHにはもう在庫がないかもしれません。
      お時間頂ければ確認いたします。
      上原征生さんについて、いろいろと教えて頂ければと思います。

  2. こちらこそ、ありがとうございます。
    昨日、ブログの書き込みを偶然見つけて、うれしかったです。
    嘉屋先生や後藤潤さんのことを知ってくださっているのもうれしいです。
    「ヒロシマとハワイを結ぶ物語」は、新版を作成予定中です。現在の版のものを差し上げたいと思います。
    メールいただけたら幸いです。

    1. うねざ様

      ありがとうございます!。入手方法を探そうとしておりました。別途、メールをさせて頂きます。ご面倒をおかけしますが、よろしくお願い致します。

  3. 「ヒロシマとハワイを結ぶ物語」の作者のうねざきまさこです。
    ご紹介くださってありがとうございます。関心のある方に読んでいただけると幸いです。

    1. コメントをありがとう御座います!。
      今回の話題以前にご紹介すべき本でした。広島からの移民の多さも含め、調べると広島とハワイの縁は深いのですよね。嘉屋文子さんの設立された基金のこと、そして奨学生制度。その基となった後藤潤の事件。
      機会有りましたら正式に本書のこと書かせていただこうと思います。

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