これはドクター・ジャッド、Gerrit Parmele Juddの生涯を小説化したもの。どこまで忠実に記されているかはこれからの確認になりますが、1950年の刊行です。その時代に彼に関心をもった著者、Samuel B.Harrisonについてはあまり情報がありません。本書のあとに当時の女性を主人公にした小説を発表したりしているので、歴史物専門といった訳ではなさそうです。
表紙イラスト、すっごく若いジャッドですねえ。奥さんのローラ・ジャッドも綺麗に描かれています。万次郎ら漂流民の記録では綺麗な方だったとされているので、まんざら嘘ではないのでしょう。ただ、似ていたかどうかは別ですが。
このサイズの画像では判りにくいのですが、右下などの先住民の描き方、どうなのよ、というイラストです。