明けましておめでとうございます。

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さすがにこの歳になると兎年に掛けて飛躍の年になんて書けませんが、でも、日本、世界が元気で平和な年になればよいですね。

旧年中はいろいろお世話になりました。引きこもり気味の性格ですが、今年はなるべく美術館、博物館、可能であればちょっとした旅行などにも出かけるようにしたいと思います。そういう意味でも仕事もトラブルを起こさないようにしなければと気を引き締めて。

年末、クリスマスのクリスマスソングとEaton Bob Magoonさんの書き込みにコメントを頂きました。改めて調べてみると、なるほどこの歌、ハワイに限らずどこの地域にもその地域に合わせたバージョンがあるかもしれません。もともとの楽曲にそういう魅力があるのですね。また、歌詞中にテレビが登場するのも時代を感じさせます。(今だったらデジタルテレビかIphone、Ipadか・・・、いやいや技術の移り変わりが速すぎて歌詞に盛り込めないかも)

詞を作ったEaton Bob Magoonさんは実はハワイ初の中国移民のお金持ちとなったChun Afongの末裔と言われています。彼は豪壮な邸宅を建て、多くの子供たち(娘が中心)を設けました。彼については以前書いたことがあるので、軽く流しますが娘達は実際魅力的で当時のハワイ社会では話題であったようです。ジャック・ロンドンは彼をモデルに「Chun Ah Chun」という短編を仕上げています。以前話題にしたチャーリー・チャンと同様にハワイのアジア系移民について語るときには欠かせない人物でしょう。(彼は後に中国に帰ってしまいます。残された妻のお墓がオアフ墓地に残っています。)

さて、その数多くの娘達の結婚騒動を中心にEaton Bob Magoonさんがミュージカルに仕上げたのが「13 daughters」。ロングランにはならなかったので成功作とは言えないかもしれませんが、ブロードウェイに掛かるくらいですから明るくそしてエキゾチックな雰囲気を持つ楽しい作品だったのだろうと思います。(ハワイでのプロダクションを録音したレコードが残っています。)

さて、そのEaton Bob Magoonさんですが、最近あまり良いニュースを聞きません。この記事によれば「13 daughters」の映画化(DVD化)の計画があったような記述がありますが、その後うわさを聞きませんね。(正月そうそう景気の悪い話題で申し訳ないです)

昨年(2010年)2月にyoutubeにアップされた「13 daughters」の舞台の様子があります。プロダクションの詳細が不明ですが、どうもフィリピンで上演されたもののようです。

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