Candide

Pocket

今日は念願のジョン・ケアード版「キャンディード」(帝国劇場)を観ました。満席です。

あまり舞台を観ないものが生意気なことを書くようですが、舞台装置はシンプルながら工夫にあふれ、視覚的に楽しく。マイクは使っているかもしれませんが、さすが歌唱力もすばらしく、もともと魅力的なバーンスタインの楽曲が損なわれることがありません。あの難しいGlitter and be gayでさえオペラっぽくならずに歌いこなされています。皆さんよくご存知で拍手が。

内容が内容ですから今回のように現代の問題に投影した演出ではない場合、くすぐりを控えめにしたのは正解でしょう。それでも後半には笑いが起きます。ただ、クネコンダの兄、マキシミリアンはもっと最初のうちにいじくっておけばもっと効果的だったかも。

原作により忠実にしたという脚本、演出。パングロスに対立するキャラクターとせりふを用意することで、ラストの「Make Our Garden Grow」の場面までそれほど違和感を感じることなく・・・。(そこがこの舞台のネックなので)

もしこれから帝国劇場でご覧になるのであれば一階席でご覧になることがお勧め。一階席の真ん中あたりが良いかもしれません。二階席の最前列も良いかも。100%楽しむためには・・。二階席の奥はちょっと損です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です