幸せな読書体験

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ぜんぜんハワイと関係ないのですが、最近の読書で一番幸せだったのが佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」

そりゃもう「本の雑誌」を読んでいましたから評判はしっていました。ただ、スポーツとか青春とか縁のない精神構造でしたからね。文庫になってからも手に取るまで間が空いてしまいました。(佐藤さんの本は「しゃべれども しゃべれども」を読んでいます。もちろん、気に入っていましたが、陸上にはまったく興味なく)

しかも最近は根性がなくて全編読み通すことができない性分。第一部から一冊ずつ購入。いやあ、はまるはまる。もう読んでいてのめりこむ。電車のなかでニヤニヤ笑いやら涙目のキモチワリイおっさんになりました。この本の世界にずっと残りたいのに、ページをくるのが止められない。

これから読もうという人が羨ましいという本が何冊かありますが、本書は間違いなくその一冊。

うーん。この勢いで三浦 しをん さんの「風が強く吹いている」も読んでしまうのだろう。駅伝といえば「強奪 箱根駅伝」も面白かった。サスペンスばっかりではなくて選手の気持ちも伝わってきた。駅伝のテレビ中継、見る目が違ってきたもんな。そういえばロスからニューヨークまでというウルトラマラソンの人間模様を描いた「遥かなるセントラルパーク」も読んでいて幸せだった。読み終わったあともボーっとしていた。

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