アール・フィンチ物語

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最近はハワイ関係の本を買わないようにしていますが、ああ、あの時に買っておけば・・・、あるいは知っていれば買っていたのにと思う本に出会うと心がゆらぎます。最近、「アール・フィンチ物語」という本があることを知りました。英文和文併記で英文版のタイトルは「The Earl Finch Story; One Man U.S.O.」。U.S.O.はUnited Service Organizationsの略で、兵隊のサポートをする組織のこと。

アール・フィンチについてはドウス昌代さんの「ブリエアの解放者たち」などアメリカ二世部隊について書かれた本に触れられているのでご存知の方も多いでしょう。慣れないアメリカ本土の南部に送られた日系の若い兵士達を自宅に招いて世話をしたミシシッピーのビジネスマン、耕地主。その後、ハワイに招かれ大歓迎を。ハワイに移住した彼は日本とアメリカの架け橋としての役割をも果たしました。

この本の部数は大変少なかったようで2000年の刊行であるにも関わらずもう入手困難となっています。アール・フィンチについては思ったよりインターネット上の情報も少なく・・・。主なところは以下でしょうか。

カネオヘにあるモニュメントに関するブログ記事 この記事には縁者のRobert H. Finch, Ed.Dが思い出をコメントしています。彼の耕地の家には「二世」からの贈り物が山のようになっていたとか。

上に引用されているスターブリティン紙の記事

American National Biography Onlineのアール・フィンチの項

そのほか、いろいろ検索しましたが、彼の日本訪問が日本の新聞でも報道されていること、日本人の兵士を親切に歓迎してくれた南部の人々がフィンチ以外にも居たらしいことがわかりました。(日系人部隊の本をひっくり返せばもっと書けるのですが・・・)。しかし、49才で亡くなっていたんですね。彼の歳を追い越してしまいました。

しかし、

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