
昨日、一時帰国中の鈴木啓さんとお会いすることが出来ました。
前回お会いした時は父も同席、昔のことをお話できて喜んでおりました。30年以上前ですね。
鈴木啓さん、ハワイ日系人に興味ある方、いやハワイに関心ある方はご存じでしょう。ハワイ移民の歴史、文化の研究者で数々の書籍を著されています。
自分はなんど鈴木さんの著書にお世話になったことか、最近では祖父のサイン帖にある日布時事記者の判別、鈴木さんの研究がなければ出来ませんでした。
おなじみ「アロハ年鑑」も鈴木啓さんの編集です。年度を冠したアロハ年鑑の最終巻を頂きました。ありがとうございます。

出版界を取り巻く状況もお話頂きました。紙本の出版は厳しくなる一方。古書業も同様。以前は古書店で高価で取引されていたような絶版書が、国会図書館サイトでオンラインで閲覧出来るようになったせいで古書価がぐっと下がってしまったそうです。
AIでの古書の取り込みが進むでしょうし、業界は大変ですね。
・「ハワイ日系人強制収容の記録ー日本語新聞・雑誌に掲載された体験記 I」
秋山かおりさん、鈴木啓さん編著
ほかの州、地域と比較して、なぜハワイでは多くの抑留体験記が書かれたのか、鈴木さんが前書きでまとめられていますが、なるほどと得心いたしました。
Iとあるとおり、続刊が準備中で、掲載予定の新聞記事(祖父の名前がある)を見せて頂きました。楽しみです。
・「移民の衣食住 I 海を渡って何を食べるのか」
川原典史 大原関一浩編著
鈴木さん、秋山さんは「ハワイの日本酒醸造史」を担当されています。

楽しい一冊も頂きました。「ハワイ歳時記」。句作とは無縁ですが、季節折々の事物を例句とともに解説。ハワイ在住でなくとも写真などで詳しく解説があるので、古い新聞、雑誌に投稿されている句を鑑賞するのにも一助となりますね。

1970年9月の刊行。表紙の図案、文字は吉田ノブジさん。潮音詩社の1926年「布哇歌集」の表紙も吉田ノブジさんの作品でした。

鈴木さん、本当にありがとうございました。楽しい時間をすごさせて頂きました。