ハシムラ東郷

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ハシムラ東郷

まだカメハメハ王の本を』読み終わっていない僕ですが、同時に購入欲をそそられたのが「ハシムラ東郷 イエローフェイスのアメリカ偉人伝」という本。1900年代の初頭から第二次世界大戦まで、ユーモア作家の作り出したアメリカ在住の日本人書生という人物像がアメリカ人に持てはやされていたのだとか。財布がさびしく断念しましたが、気になる一冊です。

このハシムラ東郷の人気にかげりが出てきたのは日本が国際舞台でその軍事力を示し始めてかららしく、第二次世界大戦になってからはその東郷という名前もあったのでしょうが敵国人日本人の象徴として扱われたそうです。ただ、人気のピーク時は奇妙な英語と異文化からみたアメリカを自ら笑うという効果もあってかなり親しまれたキャラクターだったとか。

ハシムラ東郷、いろいろなイラストレーターが描いたその姿が、日本人像の源、ステレオタイプの日本人像の原型になったということですが、調べてみるとこのキャラクターの生みの親、ウォラス・アーウィンがハシムラ東郷に扮したという映像があったといいます。インターネットで検索をしてみたのですが、今のところ見つけることが出来ていません。

以前の書き込みのチャーリー・チャンでも触れましたが、アメリカでのアジア人、日本人のステレオタイプに興味があっていくつか本を読んできましたが、本書「ハシムラ東郷 イエローフェイスのアメリカ偉人伝」、こんど書店で見かけたときは買うことにしましょう。

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